でも、その時。
私の体はふわっと俊に抱きしめられた。
…へ?
なんで抱きしめられてるの?私。
少しずつ顔に熱が集まっていく。
ひ、人に見られちゃうっ!
そう思って周りをキョロキョロと見回す。
けど、どうやらここは人通りが少ない場所みたい。
よかった…って、よくないよ!
は、恥ずかしすぎる…!!
「愛ちゃん本当に可愛い。やばい、マジなんなの?」
真っ赤な顔をしながら心の中で色々と思っていたその時、俊の声が上から聞こえる。
俊の顔を見ようとするけど、私の肩に顔を埋めていて見えない。
俊は今、どんな顔をしているんだろ…。
私は見ての通り真っ赤な顔だけどね。

