私限定の甘さ 番外編


そう言って俊は私の前を歩き始めた。


わざと明るく言う俊に胸がズキンと痛む。


傷つけちゃった。


頭の中には、さっきの俊の傷ついた顔が思い浮かぶ。


確かに、恥ずかしかったよ。


でも、あそこまでキツく言わなくてもよかったのに。


…私のバカ。


ギュッとスカートの裾を握りながら涙が溢れ出そうなのを必死に我慢する。


泣くな。


泣きたいのはきっと俊のほうだ。