「高木くん、チョコ受けとってくれるかなぁ」 「大丈夫! 高木くん、最近優しくなったって噂聞いたことあるし!」 「でもさぁ、彼女いるじゃん」 そんな声が聞こえてきて、閉じていた目をぱちっと開く。 女子2人が私を見ている。 目が合って、心臓がドキッと跳ね上がる。 な、なんか…こわいな…。 でも、2人はすぐに目をそらし、また話し始めた。