ゆっくりと私から離れ、俊は男子たちのほうを向く。 そんな俊に、ビクリと体を震わせる男子たち。 俊はそんな男子たちのほうへ歩いていく。 男子たちの目の前でピタリと止まる俊。 「あのっ、高木、これはだな、その…」 「だまれよ」 1人の男子が話だそうとすると、俊は冷たくそう言い放つ。 そんな俊に男子たちはもちろん私までもが怯える。 「お前ら…さ、俺の彼女が愛ちゃんって、知ってる…よな?」 いつも私に向けている笑顔が嘘みたいに感じるくらいの無表情でそう言う。