男子3人はニヤニヤとしながら私に話しかけてきた。
「ねー、西野さん、どしたの?
クラス違うのに」
「まさか俺たちに会いに来たとか!?」
「ばーか、そんなわけないだろ
どうせ高木だろ」
いきなり俊の名前が出てきてドキッとする。
「そ、そうです。
俊を待ってるんです…」
見た目が派手な男子たち。
少し怖くて声も震えている。
「え〜、マジ?
高木なんかほっといて俺たちと遊ぼーよ!」
「そーそー!
前から西野さんと話したいと思ってたんだよね」
「つーか、声震えるとか可愛すぎでしょ」
1人の男子が私の腕を掴む。
…やだ、怖い…。
目には涙がたまる。

