「え?
やっべ、なんか西野さんがいるんだけど」



「うわ、マジだ。
実物、やっぱ可愛いな」



「まじ姫って感じだよな」



「……?」



私の名前が聞こえた気がして、その声の主たちを見てみると、少し派手な男子3人が。


な、なんだろう…。


なんかすごく見られている気が…。


き、気のせい…?



「こっち見た」


「俺のこと見てんだよ」


「ばーか、俺のことに決まってんだろ」


やっぱり気のせいじゃないみたい。


だって、3人は私のほうへ向かってきたから。