吸血ロミオ



センパイはうろたえるあたしには構わず、顔をさらに近付けてくる。


センパイが近付く度、香りが強くなる。



や、ヤバイよ!ヤバイよ!


それにしても、センパイ、大胆すぎない?


告白したのはあたしだけども!


「や……っ」


唇と唇が触れそうになったその時。



ーーパチンッ!


あたしは思わずセンパイの頰を平手打ちしてしまった。