吸血ロミオ




「……ウソつき。信じてくれるって言ったのに」


ふてくされる私を見て、智花はハッと鼻を鳴らした。


「信じるとは言ったけど、いくら何でもあり得ないでしょ。

小春〜、あんた夢でも見たんじゃないの?」


「もういいよ!智花のバカ!」


全く取り合ってくれない智花に私はそっぽを向いた。


…いくらなんでも、頭ごなしに否定することないじゃん…



まぁ、でもあたしでも突然言われても信じられないのは一緒だけど……一緒だけど!


智花に相談することを諦め、あたしは一人考え込む。



…こうして見ると、ますます昨日のことが夢だったんじゃないかと思ってくる……


はっ、まさかあたしの妄想じゃないよね⁉︎


急に自分が怖くなりあたしはぶんぶんとその考えを打ち消す。



そんな風にしていると、いつの間にか学校に着いたようだった。