吸血ロミオ

「で、付き合うの?」


センパイがあたしの顔を覗き込む。


さらさらの髪からふわっとシャンプーの香りが漂い、整った目鼻立ちが近づく。


……そんなの。




OKに決まってるじゃないですか!


むしろウェルカムウェルカムですよ!



「は、はいっ!ふつつか者ですがよろしくお願いします!」



そう言って体をくの字に曲げると、センパイは、


「ふつつか者って……
結婚でもするワケ?」


普段は笑わないのにクスッと目を細めて笑った。


その表情に思わずドキッとしてしまう。


……夢みたいだよ、嬉しすぎる。


多分あたしの顔は興奮し過ぎでゆでダコみたいになってるだろう。


幸せ過ぎてクラクラと目眩もしてくる。