吸血ロミオ

今まで黙ってたセンパイが急に口を開いた。




………え?



一瞬頭が真っ白になって何が起こったのか状況が飲み込めない。



金魚みたいに口をパクパク開けて目の前の彼を見つめた。



今、なんて?



「も、もう一度お願いいたします!」



「聞こえないの?付き合おうって言ってんの」



……ウソみたい。



ホントにこれは現実ですか?



だってだって。


目の前にはずぅーっと大好きだったセンパイがいて。



あたしと付き合おうって言っている……



「何、その顔」


ハッ!


いけない、いけない!



あたしったら、センパイを前にしてこんなマヌケ面を見せてしまうなんて!