「結局別れたワケではないのね!それにしてもセンパイ顔だけじゃなく、性格もいいなんて……
小春にもったいないわ」
智花はあたしの話を聞き終わると、開口一番そう言った。
「な、何よそれー!ちょっと失礼なんじゃない⁉︎」
少し気にしていたことを指摘され、ムッとして言い返してしまう。
……でも。確かに智花の言う通りだ。
あたしはそんなにかわいいわけでもないし、元気なことが取り柄な以外はあんま目立たないフツーの女子。
それに対してセンパイはイケメンで有名なモテモテの雲の上の手の届かないような存在。
でも、そんな中でセンパイはどうしてあたしの告白をOKしてくれたんだろう?
センパイはどんなかわいい子の告白でもバッサリフってしまうと聞いた。
だから、あたしなんかの告白なんてOKしてもらえないだろうとフラれるのも覚悟でただ気持ちを伝えようと思った。
でも、それがまさかのOK。
あたし自身も信じられないことだった。
……だから、当然周りの人達はもっと信じられないようで。
「ちょっと来てくれる?」
突然、後ろから強い力で肩を掴まれた。
グイッと引っ張られ振り向く。

