「お嬢様がねぇー。学校も行くつもりなのね」 「はい。もちろんですよ」 「成長したわね」 「そうですね」 「要は、学校は行かないの?」 「……。お嬢様の側にいなければならないので」 「あんたも、大変だね。若い執事だといろいろあるだろうし」 「いえいえ、とんでもごさいません。私はそれでいいのです」