お嬢様と7人の男子

前田くんは部屋に戻ろうとすると

そこにはりりかがいた

「あ、前田くん」


「あ、高槻…まだいたのか?遅いから帰りなよ」

時計を見るともう夜の九時だった


「うん。要も一緒に帰らないと」


「あぁ。あいつは今日一晩中愛梨のそばにいると思うけど」

りりかはどうすればいいのかよく分からなかった

この状況で少しでも要の力になりたかった

「そっか…じゃあ今日のところは帰る」


「家まで送るよ、1人じゃ危ないだろ」


「ありがとう…」


ー夜道


周りは暗く街灯がいくつかしかなかった


「あいりちゃん大丈夫かな…」


「命には別状ないって、二三日したら目が覚めるだろうって」

「早く目が覚めるといいな」

「あぁそうだな」