お嬢様と7人の男子


「 前田くんがまさか愛梨ちゃんと仲良かったとは偶然だね~」

りりかは冷や汗をかいていた

下手くそな演技で誤魔化そうとしていた

「あれ2人とも知り合いなの?」


「今、席隣なんだァ!ね?前田くん」



「…そうだ」
りりかに合わせる前田

「そうだったのね!せっかくだしお茶でもしない!4人で」

「いい…」

いいね!と言おうと思ったが

前田君に目で訴えられた

空気を読めってことか

「ごめん、そうしたいのはやまやまだけど用事が。」


「俺も」


「2人で楽しんで!じゃあ」

2人は急いで退散した

「ちょ、お嬢様!?」

「行っちゃった…」