お嬢様と7人の男子


そのまま前田くんは普段通りに戻った

いくら普通に話しかけても素っ気なかった

あの時は普通に話していたけど

今は全く話もしなかった


ー放課後


要が迎えに来てた

すごい視線でこちらを見てくる

「りりか、いとこのかなめくん来てるけど?」

「おぉぉぉ!!!ありがとう、さっちゃん。じゃあまた明日ねぇ〜」

私はすぐさまに要のところへ向かった

きっと叱られると思ったから

「お嬢様、今日の朝はずいぶんと早かったですね?」


「まぁ、ちょっと用事があったので……」

「そうですか、それなら言ってくれれば時間を合わせましたが」

「急だったから、」

「……そうですか、まぁ今回は仕方ありませんね。じか…
『要!!』
なんで愛梨が……」

愛梨が2人の前に現れた

その後ろには前田くんもいた

「偶然ね!!りりかちゃんも」


いや、偶然なわけがない

きっとこの機会を狙ったんだと思う

「朝以来だね…… 」

しまった!!口が滑ってしまった!?

要はこっちを見てどういうことだという顔をしていた