そのまま前田くんは普段通りに戻った
いくら普通に話しかけても素っ気なかった
あの時は普通に話していたけど
今は全く話もしなかった
ー放課後
要が迎えに来てた
すごい視線でこちらを見てくる
「りりか、いとこのかなめくん来てるけど?」
「おぉぉぉ!!!ありがとう、さっちゃん。じゃあまた明日ねぇ〜」
私はすぐさまに要のところへ向かった
きっと叱られると思ったから
「お嬢様、今日の朝はずいぶんと早かったですね?」
「まぁ、ちょっと用事があったので……」
「そうですか、それなら言ってくれれば時間を合わせましたが」
「急だったから、」
「……そうですか、まぁ今回は仕方ありませんね。じか…
『要!!』
なんで愛梨が……」
愛梨が2人の前に現れた
その後ろには前田くんもいた
「偶然ね!!りりかちゃんも」
いや、偶然なわけがない
きっとこの機会を狙ったんだと思う
「朝以来だね…… 」
しまった!!口が滑ってしまった!?
要はこっちを見てどういうことだという顔をしていた

