お嬢様と7人の男子



ピーンポーン


「ん、宅急便か…?俺、ちょっと出て来るわ。ちよっと待てってろよ」



「うん」


黒王子は玄関へと向かった


ーガチャ


「はい、どちら様で…



『僕だよ、奏』



ハ、ハヤテ!?」





「お前、家に帰ったんじゃないのかよ」



「逃げてきた。それとみんなにこれ食べさせてあげたかったんだ」




「おー、新作か。美味しそうだな」



「でしょ、力作なんだ。」



「ありがたくいただくわ」


(あー…悪いタイミングだな)



「じゃあ、僕はこれで…」



「あ!ハヤテ兄ちゃんだー!」


「こんにちわ、ミクちゃん」



「さぁさぁ、上がってよー!」


「お、おい、みく…」

え、やめろ…みく


「いいでしょ、兄ちゃん?」


「でも、ハヤテは用事がありそうだし…」



「あ、今日はないよ」ニコリ^^*


「そ、そっか…んじゃあ、あがれよ…」


なんでこんな日に限って用事ねぇんだよ


高槻がいるのがバレる…


急いで隠れてもらわないと