ピーンポーン
「ん、宅急便か…?俺、ちょっと出て来るわ。ちよっと待てってろよ」
「うん」
黒王子は玄関へと向かった
ーガチャ
「はい、どちら様で…
『僕だよ、奏』
ハ、ハヤテ!?」
「お前、家に帰ったんじゃないのかよ」
「逃げてきた。それとみんなにこれ食べさせてあげたかったんだ」
「おー、新作か。美味しそうだな」
「でしょ、力作なんだ。」
「ありがたくいただくわ」
(あー…悪いタイミングだな)
「じゃあ、僕はこれで…」
「あ!ハヤテ兄ちゃんだー!」
「こんにちわ、ミクちゃん」
「さぁさぁ、上がってよー!」
「お、おい、みく…」
え、やめろ…みく
「いいでしょ、兄ちゃん?」
「でも、ハヤテは用事がありそうだし…」
「あ、今日はないよ」ニコリ^^*
「そ、そっか…んじゃあ、あがれよ…」
なんでこんな日に限って用事ねぇんだよ
高槻がいるのがバレる…
急いで隠れてもらわないと

