「その件については申し訳ございません。決して、いやらしいことは考えていません」 「……いいよ……べつに…」 「お嬢様が朝から俺を避けてるのもそのせいですよね」 「それは…!」 「これからはお嬢様に一切そんなことはしませんので、 それに好意などはないのでご安心を」 グサリ… なんか今、胸がチクチクした なんだろうこの悲しみ 心が痛む… 「じゃあ、お先に失礼しま… 『待って…』 お、お嬢様!?」 私は勢いで要の袖口を引っ張った 自分でも驚いた、まさかこんな行動に出るとは