幼なじみはアイドルの先輩~女の子から女性へ

こんな時にポケットにサインペンを忍ばせているんだよなあ。


みんな遠慮もなくサインお願いしますと言ってくるもんだから。


サインは帰り際に書くとして、冷めないうちにビールを飲んで枝豆をつまむ。


今日は滅茶苦茶ビールもうまくて枝豆が進むわ。


お客さんの声も来た時に比べて大差ないし。


「小山内、その玉ねぎのスライスサラダ分けてくれ」


「了解です」


わかってたこととは言え、二人は視線を合わせません。


嫌いな仲ではないんだが、おもてなしでは負けないという互いの意地がそうさせているんだろうか?


「そうだ!!玉ねぎで思い出したんですけど…………ちょっとすいません。トイレに」


ヤスはビールに飽きて麦焼酎ロックに突入してる。


足元はまだ危険水域には入ってはいない。