幼なじみはアイドルの先輩~女の子から女性へ

日程が窮屈だから、恐らく阿久津に突然のひらめきがあったんだろう。


と、ここまではいいんだ。


問題はここからなんだ。


この間奈未が劇場を訪れた際に安西がこのポスターを奈未に渡したんだよ。


安西にもちろん悪気はないのだが、帰ってきてからの奈未は怒涛のマシンガントークを両親に浴びせた。


芸能界の夢は断ち切ったはずだが、あの頃のグイグイくる感じに戻っていた。


もちろん応募したよ。


俺の名前使うとあれだから、妻の旧姓で応募したよ。


「いい宣伝になるんじゃないか」


「社先生のサイン書いて完成だそうですよ」


「メンバーじゃなく?」


「はい」