何事もなかったかのように家に帰る。
お風呂に入り学校へ向かった。
授業なんか受ける気ないけど。
学校へついて真っ先に保健室に向かう。

あ!美桜ちゃん。
今日も遅刻〜〜?
ちゃんと元気にしてるよ!
この仔たち。

いつも保健室の先生は元気だな。
って思いながらベッドに座る。
そして、ここには私が校門前で
拾った捨てられた仔猫が2匹。
学校に来ても居場所なんかなかった
私に唯一居場所を作ってくれたのが
保健室の先生とこの2匹の仔猫だった。
高校に入ったら楽しい日々が待ってるって
勝手に勘違いしてた私って本当馬鹿。
こんなにも来るのが辛いなら初めから
来なきゃよかった。

じゃあ、先生。
私この仔たちにご飯あげたら
バイト行くから理事長とかに
見つかんないようによろしく。

そう言って私は仔猫にご飯を
あげてバイトへ向かった。