「すぅ…はぁ…すぅ…はぁ…」 ━━トンッ。トンッ。 ドアを叩く音がした。 「萌音?寝てるの?開けるわよ?」 そして、お母さんが入ってきた。 「萌音。ごはんよ。」 体をゆすられ私は目を覚ました。 「んっ。うーん…お母さん。おかえりなさい」 眠たい目をこすりながら話しかけた。 「制服のままで寝てるなんて。よっぽど疲れてたのね。」 と、微笑みながら部屋を出て行った。