そして、遊び場についた。
「華さん!」
「あら!萌音ちゃんじゃない!制服姿!?ってことはついに高校デビューなのね〜!?」
声が大きくて周りの人がこっちを見ているのがわかった。
「華さん!もう少し静かにしないと!婦長に怒られますよ?」
「あら!やだ!ごめんなさい!つい嬉しくて!」
今にも嬉し泣きしそうな顔で私まで貰い泣きしそうになった。
「華さん、泣かないでよー!笑ってー!」
「はいはい!笑いますよ。」
そう言って無理に笑顔を作ろうとしてる華さんを見て嬉しくて、でも少し苦しかった。
やっぱり、華さんも知ってるんだね。
私が20才まで生きられないってこと。
だから、そんなに泣きそうな顔をしてるんだよね。
私は泣かないように華さんと同じように笑顔を作った。
