日が暮れる頃、新しく出来た友達の

「まな」「さら」「みほ」「啓太」

が帰っていった。

それを涼くんと二人で入り口まで見送った。

病室に戻る前に屋上に行こ。
そう思った私は涼くんに屋上に行くことを伝えた。

「私、屋上に行くね。先に戻ってて。」

「俺も行きたいな〜」

「その足だと無理じゃん!だから、治ったら連れてくよ!絶対に!」

「わかった。華さんには言っとくよ。」

「ありがとう。」

そして、私は屋上に足を向けた。