「やっぱり、寒いな。」 「そーだね。」 「俺さ、夏が好き。」 「なんで?」 「野球が注目を浴びる季節じゃん?」 それを聞いて、野球が大好きなんだなと思った。 「羨ましい。好きなことをやれるって。」 すると、涼くんは昨日の暗い顔をしてしまった。 私はまずいこと言ったかなと思った。 「あ、ごめん。なんか。」 「あ、いや、俺さ、いま怪我してて野球出来ないんだよ。だからさ、ちょっと落ち込んじゃって。」