病室に戻ると、さっきまで泣きそうな顔をしていた涼君が笑いながら漫画を読んでいた。
「元気になったの?」
と聞くと、涼はさっきまで暗かったのが嘘のように
「おう!俺はもとから元気だよ!」
と言った。
びっくりした。
その笑顔はまるで太陽のようだった。
その笑顔に見惚れてると名前を呼ばれた。
「萌音って呼んでもいいか?」
「え、あ、うん!」
少しドキっとした。
また発作?でも、その動悸とは違う感覚で、わからなかった。
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