屋上のドアを開けるとフワッと風が私の顔に触れた。
((春の風だぁ…。))
私が春の風に包まれてると声がした。
「萌音?どうしたの?」
我に帰った私は
「ううん!なんでもない!で、高校どーだった!?」
「うーん、クラスは一緒だったよ!あとね、なんか有名な子とか居たな。野球部で期待されてる子。でも、足怪我してたんだよね…大丈夫なのかな?」
「ふーん。足…」
「その子ね、すっごくかっこよかったんだよ!女の子に騒がれてたもん!私もちょっといいなって思っちゃったよ!」
「え、なにそれ!ちょっと、私より先に青春してるとかずるい!」
「あんたも、学校に行けるようになれば出来るわよ。」
「まぁね!」
そんな会話を何時間もしていた。
気付くと日が暮れようとしていた。
