周りを見ながゆっくり歩いているとみんなが見えなくなってしまった。
キョロキョロ探すと後ろに一哉がいて笑ってた。
「はぐれたと思っただろ?
イルミネーションした見てないから俺もいることを気づいてほしくて意地悪した。
やっぱりめいは迷いそうだから」
と手を出して繋いで歩いてくれた。
「ありがとう。」
ふたりでイルミネーションを見ながら
「本当に綺麗だな。イルミネーションもめいも」
「え?」
「やっぱり俺はめいと一緒にいると幸せな気持ちになる。」
笑顔でそう言われて私も
「私も一哉が居てくれると安心する。」
「なぁもう一回観覧車乗らないか?」
「でも玲香達探さないとだし」
「出口で待ち合わせして…ふたりで観覧車乗ろう。行くぞ。」
と有無も言わせずに手を引っ張り観覧車へ。
ふたりで乗る観覧車はドキドキで。
下や周りを見ればイルミネーションが輝き正面をみると大好きな一哉の笑顔がある。
さっき他の女の子邪魔されたから余計にふたりの時間が幸せで嬉しいかも。
これは告白のチャンスなんて思っていると…
「めい。
俺はめいが好きだよ。
これからもこうやってふたりで遊びたいし抱きしめたいから俺と付き合ってくれませんか?」
嬉しくて笑顔で
「はい」
と頷くと一哉がやったぁと私に今日何度目かのハグをする。
一哉の手軽に膝の間に座り後ろから抱きしめられた状態で
「今更だけどイルミネーション綺麗だな。
やっぱりめいと見るから余計に綺麗に見える。」
と言ってくれて私はありがとう以上の気持ちを伝えるにはどうしたら良いものかと考えて一哉に振り向きありがとうのキスを頬にした。
一哉は真っ赤になり観覧車から降り待ち合わせ場所に。
「上手くいった?」
と聞かれ
ふたりで頷いた。

