「ねぇ!!そこのあなた!!」 綺麗な女の人の声が聞こえた。 でもこんなに人が多いのだ。 鈴夏は聞こえていないようにしてその場を離れようと歩き始めた。 「あなたよ!!ねぇ!!」 その女の人の声は近くなりそして肩を叩かれた。 「あなた綺麗な髪してるわね。身長も170cm以上はありそうだわ。顔は〜,メイクでもしたら何とかなるでしょ!!よし,こっちに来てちょうだい!!」 なんだか褒められてるのか貶されてるのか分からない。 強引に腕を引っ張られさっきの人混みの方へと連れて行かれそうになった。