君が教えてくれた、小さな魔法



ギギギ、とぎこちなく顔を向ける。

すると、テーブルの近くに置かれた木のベッドから半分体を起こしている少女がいた。

白い肌と焦げ茶色の大きな目。
飾りげのないネグリジェを着て、茶色の髪をおさげにしている。

透き通ってるけど感情があまり見えない、子どもらしくない瞳でじーっとこちらを見つめていた。

「……にゃー」

場を取り繕うように鳴いてみるも、少女の表情は相変わらず変わらない。