私、一花 雫(いちか しずく)

よく、名字が名前だと間違われるの……



【高校の入学式】
それは華やかでこれから開ける道
((そんなこと思うの私だけなかな??


だけど、新しい世界が待ってる


ガラガラ~

(やっぱり、友達がこないような高校選んで良かったかも♪♪)


あっ、あたしの席はここね
おー新鮮新鮮!! さすが!

その時

ガラガラ~

『えっ!?あの人イケメンじゃない??』
と、言う方に目を向けると、

イケメンが私の目の前に、
イケメンのくせに黙って挨拶もしないし、無愛想、それにギロッと私の方を見てるし
なんなんだよー、入学式そうそうに…
しかも隣だし…


すると
『すげー いい匂い…』
と私の髪を少し鼻に近づけていう

は!?何やってんのこの男
『えっ!? なんなのいきなり!?』
意味わかんない! いくらイケメンだからってそんなので落とせると思うなよーだ ハゲ

と思った瞬間
『やばっ お前 (笑) 他の女だったら顔真っ赤なってんのに何喋んとかと思ったら暴言 (笑笑)』

『すみませんねーー ズレてて????』

そう、私 雫は男の子みたいにサバサバした性格で女子力のかけらもない女の子であった…

すると隣の偉そうなイケメンが
『あー、俺 高崎 冬和 (たかさき とわ)
君は?? ニヤニヤ』

なにニヤニヤしてんだよ
『一花 雫』

はあ…


冬『なあ、雫…』

何勝手に呼び捨てにしてんだよこのクソ男、ほんっとムカつく

雫『なによ』




冬『今日の放課後さー 暇か?』


雫『空いてるけど、なによ』


冬『わー、可愛くね』

悪かったわね、可愛くなくてよ。ほんとにとことん腹が立つやつ

冬『じゃあ、ちょっと用事に付き合ってくれ』

は? 冗談じゃないわよ、なんであんたなんかの用事なんか手伝わなきゃ行けないのよ…
でも、ここで印象をもっと悪くしたら私の華の高校生活が…

雫『し、仕方ないわね… 少しだけよ』





すると、冬和の顔が近づいてくる

冬『ありがとっ』

チュッ


え?は?今何があったの!? 夢だよね?

私の頬に柔らかくて暖かいものが…
まあ、まさかだよね…

1、2秒その場に立ち尽くして窓の外を見た

『そう、悪い夢みたいなものだったのよ』
ボソッと言った



((今日の放課後どうなるんだろ……