「……ッ」
それを見るだけでも辛い。
今はどちらとも会いたくなかった。
「どう、も」
ぎこちなく挨拶をすると、梨花さんがニコッと微笑んだ。
「そのヘアピン、可愛いね」
「あ、これは……秀真がくれて……」
「ふうん?」
梨花さんは私と秀真を交互に見つめた。
「もしかして二人付き合ってるの?」
「えっ」
「最近悠が二人と一緒に居ないし、それってつまり気を遣ってるからなのかなって」
それは悠がただ私達と一緒にいるのが嫌なだけ。
「前から思ってたの。二人お似合いだなって」
“違います。幼馴染です。”
そう答えたようとした矢先だった。
「だったら、どうなんですか?」

