「明里に絶対似合うと思って、学校来る途中で寄り道して買ったんだ」
「何で?」
「明里にはいつもお菓子とか貰ってるし、たまには俺も何かあげたいって思っただけだよ」
「秀真、意外とセンスいいんだね」
ひと目で気に入った。
「明里の部屋に行くと似たような小物がいっぱいあるだろ?それで迷わず買えたんだよ」
さり気なくチェックしてたのか。
「ありがとう秀真。大事にするね」
そう言うと、秀真は満足気にズボンのポケットに手を突っ込んだ。
「あら、先約が居るかと思ったらあなた達」
聞き慣れた声に振り返る。
入口に立っていたのは梨花さんと悠で、彼女は悠の腕に手を回していた。

