「ねえねえ、話変わるけど今日明里んちに遊びに行ってもいい?」
「どうせお兄ちゃん狙いなんでしょ?」
「えへへ、当たりっ!私の恋、応援してくれるんじゃないの?」
いやいや。
そんな約束した覚えはないけど。
「ねえ、いいでしょ?」
「いいけど、お兄ちゃん、今日友達んちに行くって言ってたから帰ってくるか分からないよ?」
「それでもいい。じゃあ、放課後は明里んちに直行ね」
嬉しそうに笑う祐実を見て、つられるように笑みが零れた。
「じゃあ、友達に呼ばれてるから先行くね」
「うん」
祐実が一人先に屋上から立ち去っていくと
「やっぱりここにいた!」
それと入れ替わりに秀真がやって来た。

