「ええっ?!迫った?!!」
「ちょっ……、大声で叫ばないでよっ!」
昼休み。
祐実に今までの流れを話すと、案の定呆気に取られた様子で目をパチッとさせる。
「何それ。いつの間にそんなことになってたわけ?」
「……黙っててごめん」
「いや別にいいけど。明里も案外やる時はやる子だったのね」
と祐実は変なところで関心する。
「私……もう駄目かもしれない。悠に嫌われることをした自分が悪いんだけど……」
「やっぱり近くにいすぎると、その分辛いことの方が多いよね」
「……祐実?」
まるで自分のことでも言っているかのような彼女に、私は首を傾げる。
「中学の時、私も明里と同じような恋愛してたことがあるの」
「え?」
「大好きだった幼なじみが居たんだけど、彼はずっと私のことを幼なじみとしてしか見てくれなかったの。好きって言っても伝わらないし、全部冗談に受け止められちゃって……。結局他の子とくっついちゃって、実らないまま終わったの」
初めて聞く祐実の過去の恋愛話に黙ったまま聞き続ける。

