隣りの恋ゴコロ



「……っ、やだぁ……」


子供みたいにその場に座り込み、顔を隠すようにして滲み出る涙を堪えようとする。


「その様子じゃ、しばらく学校行けないっしょ?家に入りなよ」


私の肩に手を置いてそう言うと、秀真は学校へと向かって行く。


出たばかりの家に戻り、落ち着くまで家にいることにした。



しばらくの間、制服のままベッドに寝転がっていると携帯に一通のメールが届いた。


差出人は祐実。


『立川くんから明里が遅れるって聞いて、心配になってメールしたんだけど……何かあったの?明里が遅刻なんて珍しいから』


『心配掛けてごめんね。ちょっと体調が優れなくて……でももう行くよ』


携帯を閉じてため息を漏らす。


本当は行きたくないけど、でも行かなきゃ。


『今から行くよ』


秀真にも連絡して、鏡で目の腫れが引いたのを確認して部屋を出た。