「な、何……?」
悠に何を言われるのかと怖くなり、少しだけ声が震えた。
「俺はお前のこと嫌いになった」
「……え?」
「俺に彼女が居んの知ってて人のことおちょくって面白がって何がしたかったわけ?」
「ちょっと待――…」
「正直明里がそんな奴だとは思わなかった。俺は明里がしたことは絶対忘れねーから」
悠はそれだけ言うと、立ち去ろうとした。
「待って、悠っ」
「彼女、この先の公園で待たせてるから急ぐ」
聞く耳持たず、悠は行ってしまった。
ショックの余り、その場から動くことが出来ない。
悠のことを追い掛けて“違うよ、そうじゃないよ”って言いたいのに……。

