「はい、いいよ」
「さんきゅー、梨花」
「じゃあ、邪魔みたいだから先に戻るね」
「いいよ別に。邪魔じゃねーし」
悠がそう言って彼女を引き止める。
「ハル、ボタン開けすぎじゃね?」
そう指摘した秀真に、フッと笑った悠。
「誰かさんのせいで、最後まで出来なかったんだけど」
「へ?」
「俺ら、超いいトコだったんだけどな」
すると悠の言葉の意味が解ったのか、
「ま……マジで?!つーか、んなコト校内でヤんじゃねーよ!」
秀真はオドオドしながら顔を赤く染めた。
「別に何処でしようと俺らの勝手だろ?それにこんなことでキョドったりして、秀真って本当に純だな」
ハハッと声をあげて笑うと、悠はようやくボタンを一つしめた。

