隣りの恋ゴコロ



「好きだから優しくしてあげたい。好きだからイジメたくなる。それじゃダメなの?」

「ダメじゃない……」

「それから俺は普通に嘘も吐くし、ムカつくことがあれば喧嘩だってするよ?」

「私の為に吐く嘘や喧嘩ならいい」


それが悠の愛情表現ならば、あたしはその全部を受け止める。


「分かっていればよし」

「私だって悠の為なら嫌な女になるもん」

「いいよ、なっても」




小さい頃からずっと一緒で、ずっと君を想い続けた。


何度傷ついただろう。

何度涙を流しただろう。

それでも君が好きで好きで諦めることなんて出来なかった。


「ねえ、悠」

「ん?」


手を伸ばせばすぐそこに君が居て、笑顔を向ければ同じように笑みをくれる。


「これからもずっと隣りに居てね」


今日も明日もそしてこの先もずっと。


「大好き」


――隣りの君に恋をする。