隣りの恋ゴコロ



「テキトーに座れよ。飲み物とってくる」


悠が一旦部屋を出ていくと、荷物を床に置いてテレビの前に座った。

ゲームをしていたのか、この前来た時よりも部屋が散らかっている。


「ほら」


しばらくして部屋に戻ってきた悠は、コップに注いだお茶を差し出した。


「ありがとう」


それを受け取り、一口飲んでからそれをテーブルに置く。


「渡したいものって何?」

「ああ、そうだった。これやる」

「えっ、これ!」


悠から渡された写真を見て目を丸くした。


「何で悠が持ってるの?」


それは前に悠に破られてしまった、大切な思い出の詰まった写真の数々だった。


「それぐらい察しろよ」

と悠は背を向けたまま答えてくれない。


……もしかして悠……。


「破り捨てたくせに」

「……悪かったよ。あの時はつい破っちまった。だからお詫びって変だけどやる」


悠は申し訳なさそうに頭を掻きながら、こっちを向いて謝った。