「何か今日はすっげー疲れた」
――放課後。
下校途中で立ち寄ったコンビニの駐車場前でジュースを飲みながら大欠伸をする悠。
「私も今日は落ち着かなかったよ」
あれから何度か知らない人たちから視線を浴びて、いい気分じゃなかった。
だけどそのうちホトボリも冷めるだろう。
「でもまあ、これで堂々とお前と一緒に居られるようになった」
「うん」
今までは絶対に見せてはいけないと思っていた“好き”という感情も、これからは我慢しなくてもいいんだね。
「俺の都合で振り回してごめんな」
「別に振り回されたなんて思ってないよ」
ただ、私達はお互いにすれ違っていただけ――
「明里、今から俺んち来る?渡したいものがあんだけど」
「うん、行く」
「じゃあ、行こうぜ」
悠は飲み干したジュースのパックを握り潰すと、ゴミ箱に捨てて私の手を取った。

