隣りの恋ゴコロ



「どうなっちゃうんだろうって怖かったんだからっ!」

「本当にごめんね」


涙目の祐実の肩に手を回して謝ると、そのままギュッと抱きしめる。


「みんなも心配してたんだよ」


……え?


「明里ちゃん、大丈夫だった?」

「日比野、怪我しなかったか?」


クラスのみんなから、心配の声があがる。


「明里は何も悪くないってみんな分かってるよ」


祐実がポンッと背中を軽く押す。


「何か公の場でこういう事態になったことはとても反省してます」


そう言うと、みんなは“気にすることない”と笑った。


クラスのみんなの想いが嬉しくて、思わず鼻を啜る。


「あーっ、もしかして泣いちゃう?泣いちゃう?」

と茶化す秀真。


「泣かないよっ、バカ」


泣きそうになったのをグッと堪えて、笑顔を向けた。