「そんなの、こっちが聞きたいよ。アンタ、本当に付き合ってないのよね?」
「うん。ちゃんと断ったよ」
「じゃあ、何でこんな噂が……」
その時、彼女の顔がハッキリと浮かんだ。
「梨花さんかもしれない」
「え?今野くんの彼女?」
さっきの彼女も、梨花さんから聞いたって言ってたしそれ以外に考えられなかった。
――でも、一体何のために?
「日比野さん」
とそこへやって来たのは。
秀真派の三人組の女子。
彼女達は机を挟んで私の前に立ち塞がった。
「秀真くんと付き合ってるって何なわけ?!日比野さん、全然興味がない素振りしてたくせに」
グループのリーダー的女子が、そう言って机の上に思い切り手を叩きつけた。

