隣りの恋ゴコロ



「小動物系の秀真には、確かに程遠いよ」

「じゃあ、ハルみたいな肉食系ならOK?!」

「……いや。そういうことを言ってるんじゃないし、そんな簡単になれるわけがない」

「そうそう。取りあえず女の裸ぐらい見慣れろ」


白昼堂々とそんなことを言う悠に、私は思いっきり頭を叩いた。



「いってぇな」

「悠っ!そういうことを外で言うな!デリカシーなさすぎ!」

「別に普通だろ!」


それの何処が普通なのよ!!



「女の裸……じゃあ頑張ってみる!」

「いや、秀真も変なところで頑張らなくていいから!」


私は呆れながら秀真の肩を叩いた。