「暇だなー。何しようかな。優華〈ユウカ〉達にメールも、送信したし。」

そう呟くと、おばあちゃんは

「裏の神社にでも行って来たら、どうだい?」と、言ってくれた。

大してすることも無いので行くことにした私は、家から持参した麦わら帽子を大急ぎで被ると、小さく

「いってきます」

と、声を掛けて玄関を出た。

〈結菜side end〉