そこには、あたしと同じ制服を着ている子で、中学からの親友の、川野 菜摘がいた。 「菜摘!もしかして待っててくれたの?」 「当たり前でしょ〜!」 菜摘は地元は同じだけど、最寄駅が地下鉄だから一緒には行けないんだ。 「ありがとう。菜摘制服似合ってるね!」 「それは梨華にそっくりそのまま返すよ」