学校へ行ってまず言われること

生徒指導の武田に
髪色ピアスなどの指導をされる



なんで俺だけ。

まあ多分俺が問題児だからなんだろうな




ああ、うっとうしい。





その関門をくぐり抜けたあと。



「仲川ァァァッ!!!!」



名前を呼ばれたとともに後ろからパンチがとんでくる



それをしゃがんでかわした。





「んだよ、谷村」


俺は不機嫌に名前を呼ぶ




「お前また俺らの仲間に手出したんだろ?落とし前付けろや」



感情的に言葉を並べる、こいつは
俺らのライバル暴走族。
族長、、谷村 雷輝(たにむら らいき)




「あ?お前の下っ端が俺らの族に突っ込んできたんだろーが」



────ガッシャーン




俺は谷村をガラスに叩きつけた
それと共にガラス片がちらばる




音に引き付けられて人が集まってくる




これも日常



はあ、うっとうしい






うざい野次馬
うるさい谷村
小うるさい先生

面白くない教室





何を楽しみに学校に行けって言うんだよ




その時俺は確かに見たんだ

野次馬の中に一際目立った女の子
苺の髪留めをした女の子





「美蓮......」



この声は誰にも届かずに消えて言った。