苺ノ記憶



────ピロリロリン



携帯の受信音がなる。

央玖斗の携帯だ。




央玖斗は慌てて携帯を開く。


内容を見た瞬間
顔を真っ青にした。





そして小さくつぶやく



「クソっ......っ」



今にも泣き出しそうな央玖斗の顔なんて初めて見た




「ほんとに、聖良が幸奈の、、、、、?」





央玖斗くんは幸奈とつきあってた?

聖良が寝とった?

何がどうなのかよくわからない




「うちと央玖斗は付き合ってた。好き同士だったのに。こいつがちょかちょかやって来て、友達のふりして、うちにまで近づいて。央玖斗の事寝とったんだ!!」



考えがまとまる前に幸奈が
口を開く