────美蓮side



私はずっと抵抗していた。
残っている力の全てをだして。



初めては好きな人って決めてるの!!


こんなヤツらに絶対イヤ、、、!






でもそんな抵抗も長くは続かない


体力の限界だ。



「やっと!じっとしたな!」


男のひとりに足を抑えられた。



タオルを噛まされているから
うまく声も出ない。




私の服に男の手がかけられた。



────ガタンッ


男の足に床に転がっていたはずの錆びたパイプが鈍い音を立ててぶつかる


「いってーな!!!」


言葉の先には
一人の男の人がいた。