「お願い!智にそれ以上ひどいことしないで...」


拳を握りしめて言った




「声聞かせてやるよ」




「み、水優...?」


か細い声、、智だ。


「智!大丈夫!?」



「大丈夫っ、...だから絶対谷村のいうこと聞くな...っ」


────ガツンッ


「余計なこと言ってんじゃねーよ!負け犬が!カッコつけてんじゃねーぞ!!!」



電話越しの会話
智が、暴力を振るわれてる事は確かだった



「やめて、!!いうこと聞くから、、、やめて...」


涙があふれる


水優はなんて卑怯なんだろう
誰も守ることが出来ない


こんな形でしか人を守れない



「お前の彼女は頭良いな??智?」


「水優...ッ」




「お願いします。いうこと聞くから、、、」



悔しい、、、、


「まあ、聖良と関わらねえように見張っとけよな。」



────ブチッ


そう言って一方的に電話は切れた


ごめんね、美蓮、聖良、、、