「二度と逃げられないように一生消えない傷をつくってやる！！！！」



父親のその言葉が今でも頭から離れない
気の狂った父親は海斗の一点を集中して刺し続けた。






でもそれはたった五分の出来事



央玖斗の父親は警察で


海斗の父親は取り押さえられた。



部屋には血だらけの海斗と


龍のキーホルダーが転がっていた。



その後は海斗の父親は警察に捕まり
海斗は今一人暮らしをしている



父親に勝つために喧嘩に強くなるため
海斗も暴走族に入った、その時の族長に気に入られ今では海斗は族長まで強くなった。



肩の傷は消えることがなかった。
その時知り合いの彫り師に頼んで

傷の上に龍の刺青を掘ってもらった。




確かに海斗にとって父親は最も怖い存在であるだろう。


「でもそれと美蓮に何の関係があるのさ」


私は尋ねた



「聖良だって知ってるだろ？あいつは海斗にだけ手を出すような男じゃない周りの奴らも必ず巻き込む」



目を閉じながら央玖斗はいった。
思い出しているのだろうか




「だからってアイツは今刑務所にいるんでしょ？」



「海斗は言ってた。父親の刑罰が決まったって、執行猶予有の有罪判決。」



まさか、、、？


「俺のパパも言ってた、今月アイツが執行猶予中で出てくるって」